―どんな仕事をしていますか

当社は、水力発電設備に関わる遠隔監視・自動制御・情報収集などのシステム開発を行っています。ダムの現状や運用情報、周囲の気象情報などを発電所に提供するシステムで、私は主にハードウェアの設計を担当。実際に現場調査に行き、設置する時のイメージを固めて製品を取り付けるポールの形なども一緒に設計します。先例から設計のヒントを得たり、先輩によりよい方法を教えてもらったりしながら取り組み、お客さまのご要望と設置条件に応じた「唯一無二の製品」を提供しています。

―ここで働くことにした理由

中学生の頃から「パソコンを使う仕事に就きたい」という思いがあり、情報系の専門学校に進学。県内のIT企業を中心に就活し、当社の設計からメンテナンスまでシステム開発に一貫して携われる点に引かれました。コロナ禍の就活で苦戦する中、1番最初に内定をいただけたことにもご縁を感じました。社内はフレンドリーな先輩ばかりで話しやすく、仕事は実務を通して丁寧に教えてもらえます。育休中の男性社員もいて、自分のペースを保ちながら働ける風通しのよい職場です。

―仕事のやりがいは

昨年、お客さまから「ダムに最新カメラを設置したい」というご要望を受け、山奥の渓流にある小さなダムを含めた計14カ所に据え置くカメラ盤を設計しました。完成間近で修正が入り、設計をやり直すこともあったのですが、自分が一から設計した製品が、現場で想定通り動いた時は大きな達成感とともに、「無事に終えられてよかった」と安心感を覚えました。次第に任せてもらえる仕事が増え、設計回路の仕組みも理解できてきたので、これからさらに経験を積み上げ、ソフトウェアの開発にも挑戦してみたいです。