―どんな仕事をしていますか

当社では、化学工場や金属加工所といった工場から出る古くなった薬品などの「廃液」を中心に、産業廃棄物の収集運搬や中間処理を行っています。私は営業担当として、既存顧客を定期的に訪問し、廃棄物の発生状況や薬品の変化を確認。見込み顧客に対しても現状の課題をヒアリングし、最適な処理方法を提案しています。活動エリアは東信地域と群馬県が中心で、出張も多いです。近年は資源の再利用を求める企業も多く、環境保全に貢献できる、意義ある仕事だと感じています。

―ここで働くことにした理由

子どもの頃から社会科や理科の学習で環境問題に触れてきたことから、自然と環境分野に興味を持つように。就活を通じてさまざまな業界を見る中で、「やはりこの分野で働きたい」と思いを強めました。大学時代に暮らした石川県は気候が合わず、地元に戻りたいとUターン。家庭を持つ将来を見据え、土日休みで残業の少ない職場を希望しており、当社はその点も理想的でした。「譲れない条件」を明確にしつつ、「妥協できる点」も整理することで、自分に合った選択ができたと思います。

―仕事のやりがいは

工場での事故やトラブルで、突発的な廃棄物処理が発生することもあります。状況次第では工場の稼働停止や環境への影響も懸念されるため、迅速な対応が必要です。無事に解決した後、「工場を止めずに済んだよ」と感謝の言葉をいただくと、ホッとすると同時にやりがいを感じます。ただ、これは私一人の力ではなく、回収や処理を担う各チームとの連携があってこそ。ミスのない情報共有は何より大切です。また、経験を積んだ最近は製品を見て、それから出る廃棄物が予想できるようになり、少し誇らしいです。