―どんな仕事をしていますか

当社は「地球のメンテナンス業」として、地質調査・測量・設計・施工を一貫して手掛け、災害対策など地域の安心を支えるインフラ整備に取り組んでいます。私が所属する地質コンサルタント部では、県や市の公共事業を中心に、ボーリング調査などを通じて土地の特性を調べ、地盤を解析する業務を担当。経験豊富な先輩に学びながら専門的な知識と技術を身に付けています。土の中は直接見えないため、多角的に分析を行い、想像力を働かせながら調査する重要な仕事です。

―ここで働くことにした理由

登山や釣りなど自然に親しむことが好きで、大学では生物生態系や自然の利活用などを学び、準絶滅危惧種の魚の研究も行っていました。就活時に地質調査から測量・設計・施工まで一貫して携わることができる当社に強く引かれました。入社後に測量などの必要な知識をしっかりと学ぶこともでき、現場での学びから自然に対する見方も広がり、仕事の面白さを実感しています。また、家賃補助や資格手当など福利厚生も手厚く、安心してプライベートとの両立ができています。

―仕事のやりがいは

自然の危険性を学びながら地域の安心な暮らしに貢献できることが大きなやりがいです。長野県はフォッサマグナを抱える特殊な地質で、1㍍掘るだけで状況が変わり、トンネル工事では有毒ガスや水が出ることもあります。答えのない自然に挑む難しさはありますが、道路や橋など日常のインフラが多くの知識と努力で成り立つことを実感し、自分もその一端を担える喜びを感じています。石一つにも地球の歴史が詰まっており、現場で学ぶことにこの仕事の面白さがあります。