―どんな仕事をしていますか

当社は樹脂やアルミの切削加工に特化し、半導体や自動車などに使う製品をつくっています。プラスチック加工の9割を占める射出成型ではできない加工という高い専門性が特長で、一から教えてもらえます。「1人1製品」体制なので、図面を読み取って素材を切り出すところから、機械のプログラムと製造までを担当します。決まったやり方はなく、穴あけ一つとってもドリルや刃物など複数ある方法から、素材の性質・納期・コストを考えて自分で選ぶのが難しくも面白いところです。

―ここで働くことにした理由

大学がある新潟県はものづくりが盛んで、実習で行く機会もあり、製造業に興味を持ちました。当社のことは両親が「面白い会社がある」と教えてくれました。決まったやり方がない仕事柄、社員間で話す機会が多く、みなさんフレンドリーです。5年ごとの社員旅行、スポーツ大会、地元のお祭りへの参加など親交を深める機会も多いです。就職活動は、大学のキャリアセンターの活用をおすすめします。思いがけないところから自分に合う情報が出てきて、選択肢を広げてくれます。

―仕事のやりがいは

一つの仕事を最初から仕上げまで担当できるのがとても面白いです。考えること、試してみることが多くて集中しているせいか、時間が経つのがすごく早く感じます。職場ではあいさつを心掛けています。顔を覚えてもらいやすく、何か聞きたいことがある時にぐっと話しかけやすくなるからです。将来的には、複数ある加工方法から、品質と効率を両立できるものを素早く選べるようになりたいですね。あとは、非常に高価な素材は触る機会がないので、ちょっと怖い気もしますが、いつか扱ってみたいです。