―どんな仕事をしていますか

お客さまから依頼を受けた金属製品に独自の技術で熱処理や表面処理を加え、目的に合った硬度や耐食性に変化させる加工事業に特化した当社。自動車や建設、ロボットなど、金属を用いる幅広い業種に貢献しています。所属するコーティング事業部では、1～2μm（マイクロメートル）の薄い金属皮膜で金型や工具にコーティングをかけ、耐久性を高める加工を行っています。私は機械加工オペレーターとして、洗浄、前処理、磨き、加工機械に入れるための組み付けなどの工程をローテーションで担当しています。

―ここで働くことにした理由

製造業に従事していた両親の真剣な姿から、この業種に興味を持ちました。地元に貢献したいと上田地域で就活を進める中で知ったのが当社。金属熱処理加工の世界を初めて知り、金属が持つ無限の可能性に感銘を受けました。高い技術でお客さまの製品と真摯に向き合い、目的に合った性質に変えるため可能性を追求する当社の姿勢が強く印象に残り、入社を決めました。扱う製品はほぼすべて特注であり、担当工程も1週間単位で交替するため、いつも新鮮な感覚で業務に取り組んでいます。

―仕事のやりがいは

入社当初は専門用語が分からず苦労しましたが、質問したり調べたりして基礎を学び、OJTで製品や金属の特性の知識を深めました。加工がうまくいかなかったときは「この材質に適した処理を行ったか」「磨きの精度が低くなかったか」など知識と経験を基に原因を検討。改善できたときは、達成感とやりがいを感じます。扱う製品は数百種に及び、材質やお客さまの指定によって処理方法も千差万別。経験を重ねても気を緩めず、製品をお預かりしている責任を忘れずに取り組んでいきたいです。