―どんな仕事をしていますか

官民問わずさまざまな施主さまの建築物の設計・監理を行う当社で、主に建物の外観や間取りをデザインする「意匠設計」を担当しています。建物は見た目の美しさだけでなく、安全性、機能性、快適性も備えていなければ本来の役割を果たしません。法律や規制の範囲内で、どうしたら施主さまの願いを最大限かなえる設計ができるか、社内の意匠設計・構造設計・設備設計の担当者と何度も議論を重ねながら日々奮闘しています。一つとして同じ業務がなく、多くの人の知恵と力を合わせることが必要な設計の仕事は、毎日が新鮮で学びが多いです。

―ここで働くことにした理由

幼い頃から自分で木のおもちゃを作るほど「ものづくり」が好きでした。高校時代、実家をリフォームした際、現場の職人さんたちの技術、プロフェッショナルとしての姿勢を目の当たりにし、「こんな人たちと働きたい」「一緒にものづくりがしたい」と設計士を目指すようになりました。当社を選んだのは、総合建築設計事務所として幅広いジャンルの建築物を手掛けられることと、自然が豊かで気心の知れた友人・家族がいる地元・長野県で働きたかったからです。

―仕事のやりがいは

先日、初めて自分が設計を担当した建物の地鎮祭が行われ、いよいよ建設工事が始まります。設計士の仕事は図面を引いたら終わりではありません。実際に現場に足を運び、図面では伝えきれない設計の意図や細かなニュアンスを職人さんたちに伝え、密に打ち合わせしながら共に完成を目指します。高校時代に憧れた風景の中に自分が立てていると思うと非常に感慨深いですね。まだまだ未熟ですが、私も一人の「職人」として常に最良を目指し、人々の幸せな思い出が生まれる「空間」づくりをしたいと思っています。