―どんな仕事をしていますか

当社は電気ヒーターをはじめとした電熱機器のメーカーです。工場などで用いられるボイラーや医療機関で使われる滅菌、薬液の加熱など、産業の多くの場面で当社の製品が活躍しています。私は技術グループに所属し、産業機器の設計を担当しています。単に図面を書き起こすのではなく「なぜこの構造にするのか」「法規にかなっているか」など、さまざまな視点からものづくりを考えるようにしています。高度化、専門化が進む業界で、最新の情報を取り入れながら業務に当たっています。

―ここで働くことにした理由

就職活動中は、業界を絞らずに企業研究をしました。身近なところに興味が持てるものはないかと見回した時、研究で使う装置に組み込まれたヒーターに目が止まりました。当社のウェブサイトを見て、「熱」をテーマに全自動コーヒーマシンや産業機器などさまざまな製品の製造・開発を行っていることを知り、「幅広く何でもつくれそうだ」と、将来の可能性に魅力を感じました。学生時代の専攻にとらわれず幅広く情報収集をしたことで、自分の興味や経験を生かせる当社と出合うことができました。

―仕事のやりがいは

印象に残っているのは、設計の経験がない私に先輩方が、設計の基礎から丁寧に教えてくれて心強かったことです。先輩は「失敗から学んでこそ成長できる」と、最初から多くの経験をさせてくれ、見守りながらフォローしてくれました。設計上で悩んだ時にもらった的確なアドバイスも、自身の成長につながったと思います。経験してきたことを広い視野を持って考察することを忘れず、「省エネ・環境・新エネルギー」をキーワードにより良い提案ができる技術者を目指していきたいです。