―どんな仕事をしていますか

当社は半導体分野で需要のあるファインセラミックスの他、コンクリート、アルミ、センサー、フリーズドライ技術による食品の開発・設計・製造と幅広く事業展開しています。私はファインセラミックス事業部に所属し、スーパークリーンルームで分析装置を用いて洗浄後のセラミックスの品質評価をしています。半導体の高性能化で要求品質が高まっているためppb（10億分の1）レベルの極微量分析を行います。極微量濃度の試料を扱うため、操作中の汚染には細心の注意を払います。

―ここで働くことにした理由は

大学の研究分野に通じるファインセラミックス事業に興味を持ち、参加したインターンシップでは気さくに話せる雰囲気の良さを感じました。多角的な事業展開は当社の魅力であり、他事業部との協力体制も整っています。全事業部が集う報告発表会では、異なる業界、知見から新たな発見があります。私も部門代表として資料作りから発表までを行い、良い経験をしました。食品事業部分析チームとの交流もあり、分析に関する情報の共有や装置の見学を通して幅広い知識が得られています。

―仕事のやりがいは

入社数カ月で、最新の分析装置の立ち上げに携わりました。若手の先輩と二人、操作パラメーターの調整など試行錯誤を重ね測定条件を探りました。責任のある仕事で緊張しましたし、うまくいかない時もありましたが、経験を積み重ね、今では自信を持って分析できるようになりました。事業化を見据え外部からの分析依頼も受け始めています。提供するデータの信頼性には大きな責任を伴うので、信頼性評価のスキルをさらに高め、お客さまが「アスザックで分析してもらいたい！」と思ってもらえるように成長していきたいです。