―どんな仕事をしていますか

当法人では軽井沢町の「軽井沢治育園」と茅野市の「精明学園」を運営。入所支援を中心に、障がいのある方一人一人が「その人らしく」暮らせるように、サポートしています。私は入職以来、「精明学園」で食事や入浴、排せつの介助といった生活支援を担当。最近ではグループ主任として、20人ほどの利用者さんについて、支援内容の管理も担うようになりました。現場の職員の悩みに耳を傾け、利用者さんのご家族とも連携しながら、より良い支援の方法をチームで考えています。

―ここで働くことにした理由

学生時代は保育専攻でしたが、実習をきっかけに障がい者支援の仕事に興味を持つように。中でも施設見学に訪れた「精明学園」では、利用者さんと職員の距離が近く、生き生きと話している様子に驚きました。施設内も太陽光が隅々まで届いて明るい雰囲気。八ケ岳山麓の豊かな自然環境にも引かれて、入職を決めました。障がい者福祉に関わる知識はほとんどない状態でしたが、入職後に介護福祉士の資格を取得。外部講習なども利用しながら、知識の幅を広げることができました。

―仕事のやりがいは

自分の関わり方によって利用者さんが積極的に活動し、楽しそうな笑顔を見せてくれるのはやりがいです。中には発語がない方もいますが、「この人には絵で説明した方が理解しやすいな」「この場所にいるということは、トイレに行きたいのかな」など、その方の行動、表情で理解できることが徐々に増えてきました。職員への指導の際は、経験が大切なので具体的なアドバイスは控えるスタンス。本当に困ったときは支えながら、できるだけ本人が考える時間を持てるサポートを心掛けています。