―どんな仕事をしていますか

世界の半導体メーカーを顧客とし、半導体検査装置の製造・販売を行う当社。私は半導体チップを選別する装置「ハンドラ」の製造に必要な資材の調達・在庫管理を担当。大きな物からねじや「Oリング」のような細かな部品まで数は膨大で、一品一様の加工品もあるため正確な手配が欠かせません。発注ミスは製造や出荷の遅れに直結するため、「丁寧にやる」ことを意識しています。今後は材質や加工方法の違いによるコスト差を理解し、より精度の高い調達を目指していきたいです。

―ここで働くことにした理由

暮らしやすさを重視し、大学卒業後に選んだのは長野での就職。県内企業を調べる中で当社を知り、半導体検査装置を開発から販売まで一貫して手がける独自性と、今後も成長が見込まれる半導体業界の将来性に魅力を感じました。製造業は未経験でしたが、資材調達の部門では下請法など法律が関わるため、大学で学んできた知識を生かせると実感。また説明会や面接で出会った人の温かさ、社是「ENJOY」に込められた柔軟で働きやすい社風に共感し、入社を決意しました。

―仕事のやりがいは

近年は国際情勢の変化で資材の価格高騰や品薄といった課題に直面することもあります。部品が一つでも不足すれば製品は完成できないし、費用が上がれば会社の利益にも影響が出てきてしまいます。そのため商社との交渉は大切です。一方的に値下げを求めるのではなく、価格を抑えつつ納期も守れるよう、双方が納得できる着地点を探り、信頼関係を築くことを心がけています。こうして自分が手配した部品や加工品が無事に納品された瞬間はやりがいを感じます。