―どんな仕事をしていますか

当社は、印刷された1枚の紙から本を仕上げる「製本」の会社です。私は「折丁」と呼ばれる紙の束を、正しいページ順に重ねる「丁合」という工程のオペレーターを担当しています。ページの抜けや向きに注意を払うのはもちろんのこと、紙同士がこすれて跡がついてしまったり、インクが他のページに転写されたりしないよう、紙の種類や印刷の状態に合った最適な設定や手順を見極める必要があります。とても奥深い仕事だと感じています。

―ここで働くことにした理由

もともとモノづくりに携わる仕事に興味がありました。その上で、専門学校で学んできたことの延長線上にあって、自分に合った働き方ができる職場であることを重視して就職活動をしました。「身体を動かす仕事」や「屋内で働ける」、「すぐに水分補給ができる」、「空調設備が整っている」、「メリハリをつけた勤務ができる」など、小さく思えることでも自分に正直に、どんな環境なら仕事が続けられそうか、条件を洗い出しました。「規則正しい生活を送ること」と「基礎体力をつけること」は、当社で働くうえで大切な事だと思います

―仕事のやりがいは

大切にしているのは、「不明点は素直に聞くこと」と「作業効率を意識すること」。完璧に覚えることにこだわりすぎると、新しい知識が入りづらくなることもあるため、分からないことは先輩に確認しつつ、柔軟に学ぶ姿勢を心掛けています。また、残業を減らすためにも、「どうすれば効率よく進められるか」を常に考えながら業務に取り組んでいます。より効率的に高品質な製品づくりのため、工場内の主要な工程を一通りこなせるようになって、製本への理解を深めていきたいです。