―どんな仕事をしていますか

当社は、公共施設・商業施設といった大型建築物をはじめ、注文住宅、公共土木事業など幅広い分野の工事を行う総合建設業です。私は建築工事現場で施工管理を担当。現在は新築住宅の現場に常駐し、安全かつ円滑に工事が進むよう、現場の安全管理や工程写真の撮影などをしています。時には職人さんの大工仕事を手伝うことも。安全面は特に徹底し、事故が発生しないよう現場の障害物やごみを取り除き、朝は職人さんたちの出勤30分前には始業し、皆さんがスムーズに作業できるように準備を進めています。

―ここで働くことにした理由

高校時代の社会見学旅行で東日本大震災の被災地を訪ね、サッカー選手の長谷部誠さんの寄付で新築された幼稚園で園児が楽しそうに遊ぶ姿を目にしました。建物を作って人を笑顔にできる建築業に興味を抱いたきっかけです。専門学校に進学して建築を学び、地元に貢献できる仕事がしたいと、合同企業説明会では県内の建築関係の会社を全て訪問。当初はハウスメーカーなど住宅設計に関わりたいと考えていましたが、当社の説明を受け、住宅から大型建築物まで幅広く携われる総合建設業に魅力を感じました。

―仕事のやりがいは

建物が完成した時にお施主さんに喜んでもらえるのはうれしく、着工から完成まで見届けられるのも施工管理のやりがいです。長野市内の学校の改修工事では、生徒や歩行者に危険がないよう毎日先生方と打ち合わせし、苦労もありましたが、完成した校舎を見て生徒たちが喜ぶ姿が特に印象的でした。多くの方と信頼関係を築き、自分の役割を見極めて仕事ができた達成感もありました。現場は和気あいあいとした雰囲気で優しい職人さんばかり。疑問点も積極的に聞けるようになり、自身の成長も感じています。