2024年1月31日
世界の製造業を支える縁の下の力持ち、圧力計測の専業メーカー。大好きな設計の仕事に没頭しています!
長野計器株式会社
上田計測機器工場 工場技術部 工場技術課
海沼 大智
わが社のここがポイント
- 半導体産業、車輌、発電プラント、生産設備など、幅広い産業でご利用いただいています
- 圧力計測に関する独自の技術力で、社会全体の安心安全に貢献しています
- 幅広い業務を通じて、周囲のフォローによりさまざまな知識や経験を習得可能です
インタビュー内容
―どんな仕事をしていますか
当社は圧力計測で世界最大級の生産・販売力を持つ専業メーカー。主力製品は、工場などの配管に取り付ける圧力計や圧力センサです。鉄道車両や消火器にも当社の圧力計が使われています。私の仕事は半導体産業向けの圧力計、温度計、継手等の圧力計付属品の開発と設計。半導体製造に関連する装置類には清浄度が求められるので、半導体産業向けの圧力計はそれに配慮された設計になっています。計測対象が気体か液体か、必要な仕様や形状に合わせて標準品の設計をカスタムする場合が多いです。コストダウンや工数削減など、既存製品の改善も行います。
―ここで働くことにした理由
ものづくりに携わりたいと思い、高専に進学しました。専攻した設計分野の知識を生かした仕事を目指していたところ、高専の先生が推薦してくれたのが当社。高専OBが多く働いている点も心強く思えました。当社が製造する圧力計測器は日常生活で目立つものではないですが、社会を支えるものづくりの現場に欠かせない存在。そんな「縁の下の力持ち」に携わりたいと感じたことが志望理由です。上田市は落ち着いた雰囲気で暮らしやすく、実家がある長野市にも帰りやすいので快適です。
―仕事のやりがいは
標準設計をカスタムする場合に対して、新製品をゼロから開発するプロジェクトは年単位で時間を要します。パソコンで設計したのち機器の試作と試験に移りますが、求められる機能を満たすまでの道のりは長く、試行錯誤の連続。設計と試作を何度も繰り返します。仕事ではコミュニケーションを大切に、困った時は先輩や上司に相談するようにしています。設計が完成し、製造工程にバトンタッチできた時はうれしいですね。設計した製品が形になってお客さまの元へ運ばれていく姿を見るのがやりがいです。