―どんな仕事をしていますか

当社は、長野県に根差して「食」の流通を支える卸売会社です。私は水産事業部でマグロ・カジキ類などの大物を担当しています。国内外で水揚げされた生マグロや冷凍マグロを松本市場でさばき、県内の量販店や小売店などに販売しています。今までには約170㌔の本マグロをさばいた経験もあります。早朝の市場には、料理人や鮮魚店の方が買い付けに来るため「今日はこれがお薦めです」と提案することも。海のない長野県で、新鮮でおいしい魚を提供できることが誇らしいです。

―ここで働くことにした理由は

幼い頃から魚が好きで、大学では海洋生物の生態について学びました。「生まれ育った長野県で、自分の興味のある仕事がしたい」と就職活動を行い、当社の説明会に参加。自分の興味と業務内容が一致していることから「水産卸で働いてみたい」と思いました。食べることは生活に欠かせませんし、飲食店や小売店においしい海産物を提供することで、地域の皆さんに笑顔や元気を届けられるのがこの仕事の魅力だと思います。仕事を通して、地域に貢献していきたいと思います。

―仕事のやりがいは

自分でマグロを仕入れ、さばき、すべてを売り切った時の達成感と気持ち良さはたまりません。お客さまから「あのマグロ良かったよ、またよろしくね」と言っていただけると励みになります。また、量販店に自分が提案した商品が並んでいるのを見ると、やりがいを感じます。何事も積極的に挑戦して技術のレベルを上げ、お客さまに満足いただける商品を提案していきたいと思います。コロナ禍で楽しみが減ってしまった世の中を「食」を通して盛り上げていきたいです。