―どんな仕事をしていますか

当会は、法人向けの地域金融機関であるとともに、県内14のJAのまとめ役を担っています。私は1年目に金融窓口を経験し、2年目からは県内の法人営業を担当しました。現在は東京・大阪など県外の大企業を担当。融資業務に加え、ビジネスマッチングにも力を入れています。例えば、駅構内で販売するお土産品を探していた県外の鉄道会社に、販路拡大を目指す県内企業を紹介し、新たな取引きのきっかけづくりを行いました。

―ここで働くことにした理由

大学時代に地元を離れて県外の人々と触れ合うなかで、長野県の「観光地としての魅力」や「県産品ブランドの強さ」に気付かされ、その価値を再認識。地元に貢献したいという思いから、さまざまな業種と深く関わる金融業界を志望し、中でも特産品や衣食住を通じて地域を元気にできる当会を選びました。入会当初は金融知識がほとんどありませんでしたが、働くなかで少しずつ身に付いてきたと感じています。知識は入会後に仕事や手厚い研修制度を通じて身に付けられるからこそ、学生時代には「今しかできない経験」を大切にしてほしいです。

―仕事のやりがいは

自分が担当した融資が形になると、うれしく思います。大型ショッピングモールを新設するための融資を担当したことは、特に印象に残っています。施設が完成に向かう様子や、テナントの求人広告を見かけると、地域の未来を想像して、ワクワクします。職場は風通しが良く、新規の取引先に融資するなどチャレンジしたい時には、私の意見を尊重しながら背中を押してもらえる環境です。仕事をする上で最も大切にしているのは「誠実さ」。電話など誤解が生じやすい場面では一層注意を払っています。