2025年12月5日
レンズの研磨技術を高めて考えられる事はなんでも試し、失敗の中から解決への糸口を見つけ、品質や性能の向上につなげていきたい。

株式会社コシナ
新規事業推進室
松本 健
わが社のここがポイント
- 「ハイエンド光学デバイス」で、お客さまの100%の満足を目指します
- 企画・設計・生産まで最高品質のものづくりを国内で一貫生産しています
- 精密レンズ加工・精密機械加工・精密組立の技術を成り立たせる設計開発技術があります
インタビュー内容
―どんな仕事をしていますか
当社はカメラの交換レンズやプロジェクターレンズの設計から製造まで一貫生産している総合光学機器メーカーです。私は新たなレンズの開発のために近年立ち上がった新規事業推進室に所属し、試作段階でガラスを研削、研磨して仕上げる研削非球面レンズの製造に携わっています。入社当初は設計業務に携わっていましたが、約半年間の現場研修で実際のものづくりに興味を覚え、希望して現部署に異動しました。
―ここで働くことにした理由
大学で学んだ化学の知識を生かして地元で働きたいと思い、県内の企業説明会や工場見学に参加して興味を引かれたのが当社でした。設計から製造まで一貫生産していることから多様な業務に携われ、その過程で扱う薬品で化学の知識も生かせると感じました。また、説明会での先輩社員との座談会が質問しやすい雰囲気で、気兼ねなく話せる環境で働けると感じて入社を決めました。現在は新たな化学液を使う際に学生時代の学びを生かすほか、今後は機械で使用する化学物質でも役立てたいです。
―仕事のやりがいは
加工したレンズが設計図面の要件を満たし、品質に問題がないかなどを確認していますが、要件が満たせず苦戦することも多くあります。そうした中で上司や先輩からアドバイスを受け、試行錯誤して仕上げることができた時はやりがいを感じますし、過去の加工条件を踏まえてスムーズに製造できると達成感を覚えます。また、加工時間の短縮や工程の削減に向けた検討など考えることが多いのもこの仕事の面白さ。教わったことや自分の経験をデータとして残し、今後の製造業務に生かすことが目標です。


