―どんな仕事をしていますか

当社は、「冷熱技術」と「真空技術」を活用した産業機械および酪農機械を、自社で開発・製造し、販売からアフターサービスまで一貫して手がける完成品メーカーです。私の担当は、遊園地のジェットコースターや歯科医院の機器、駅のホームドア、工場設備など、さまざまな機械の動力として使われる圧縮空気から、水分を取り除く「冷凍式エアードライヤー」の設計を多く手がけています。現在は、環境負荷を抑えた次世代モデルの開発に力を注いでいます。

―ここで働くことにした理由

中学生の頃、ロケット部品の開発を描いたテレビドラマに感銘を受け、工業高校へ進学。大学では3DCADなどを使う設計技術を身につけました。「学部卒でも設計から携われる」という点を重視した就活の中で、当社なら望んだ働き方がかなうと確信し、入社を決めました。「田舎でのスローライフ」に強い憧れがあったのも理由の一つ。今春、古民家を購入し、自給自足を目標に楽しんでいます。「どこで、どんな暮らしをしたいか」考え実行していくことが、人生の満足度につながると感じています。

―仕事のやりがいは

自分で設計した製品が実際に組み立てられ、形になる瞬間に大きなやりがいを感じます。社員一人一人が自分の担当製品を持ち、「我が子」のように愛着を持って業務に取り組んでいます。私も今、自分が設計した製品の発売を控え、ワクワクしています。また、資格取得に応じて報奨金が支給される制度や、海外留学も可能な自己啓発支援制度があり、日々の成長のモチベーションになっています。将来的には特許取得を目指しており、その一環として「知的財産管理技能士」も受験しました。