―どんな仕事をしていますか

私が勤務するJRCモビリティは、無線通信およびセンシング技術により自動運転や省力化を目指した製品の設計・開発を担う会社です。私は地下街などでの携帯電話の不感地対策装置の設計・開発を行うグループに所属しています。製品開発におけるコンセプトや、製品に組み込む機能などを文章化した資料（仕様書）の作成を担当しています。これを元にソフトウェア、プログラムなどが作られていくため、製品開発の成否を分ける重要な仕事です。

―ここで働くことにした理由

高専では電気・機械・プログラムなど一つに特化することなく、さまざまな技術・知識を幅広く身につけました。私は当時から、社会基盤を支えるインフラ分野に携わり、人々の生活に寄り添うエンジニアになりたいと考えていました。日本無線でインターンを経験した時、道路、水、通信など社会インフラを担っている会社と知り、ぜひここで働きたいと思いました。私は長野市出身なので、子どもの頃からグループ会社の存在を身近に感じていたことも大きかったです。

―仕事のやりがいは

仕様書はメンバー全員で検討し、厳しい指摘や意見が数多く出され、その都度ブラッシュアップするという繰り返し。どんどん仕様書が洗練され、私が最初につくったものとは全然違う形になっていきます。その時、自分の大きな成長を実感し、最終的に「これでいこう」となった時にはやってきて良かったと思います。自分の考えの浅さを痛感し落ち込むこともありますが、常に学びがあり、他の業務でもより自分に厳しくなれる。そこに仕事の楽しさを見出しています。