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2024年12月3日
情報保存の一番の媒体は本!書店で自分が手がけた本と出合った時に感じるやりがいと誇りは格別です!
柳原事業所 支度部門
齊藤 幸陽
わが社のここがポイント
- 「丈夫で、見やすく、美しい本」づくりで、全国1,200社以上との取引実績を積み上げてきました
- “クータ・バインディング”などの特許技術で、高品質・高機能の本づくりにこだわっています
- 国家資格、技能検定の取得を推奨し、スキルアップを全面的にバックアップしています
インタビュー内容
―どんな仕事をしていますか
当社は印刷された1枚の紙から本を作る製本会社です。私は一般書籍をはじめ、新書・文庫・雑誌などの「並製本」を製造する部署に所属し「貼り込み」業務を担当。本格的に本の形になる前の作業で、本の中身となる紙と「見返し」と呼ばれる表紙をつなげる厚紙などをのりで貼り付けます。午前と午後の温度・湿度の変化により紙のクセが変わりズレが生じることもあり、貼り込みには細心の注意が必要。つねにトライアンドエラーを繰り返して技術を高めています。
―ここで働くことにした理由
大学の講義で古本に触れる機会があり、数百年経っても形を保ち、書かれた内容を後世に伝えてくれることに感動。恩師も常々「情報を保存する一番の媒体は本だ」と言っていたので、紙の本そのものに興味を持ちました。本に関わる仕事がしたいと就活する中で、製本業界と当社を知りました。製本は製品(本)を確かな形につくり残す仕事。その中でも当社は「クータ・バインディング」などの特許技術を持つ、技術力の高い会社だということが大きな魅力でした。
―仕事のやりがいは
貼り込み作業は紙の質やクセの付き方はもとより、のりの硬軟や機械の調子、紙の汚れやズレの有無などにも気を使います。紙の質を考慮して機械の調節を行い、ズレも汚れもなく貼り込みができた時には、パズルのピースがかみ合ったような達成感があります。書店に行っても、その本がどうやってつくられているのか気になって眺めたり、つくるのが大変だっただろうなと想像したり。自分が手がけた本と出合うこともあり、そんな時には大きなやりがいと誇りを感じます。