―どんな仕事をしていますか

当社は小島プレス工業（愛知県）を母体とする、100％トヨタ系列の自動車関連部品メーカーです。アンテナやUSBジャックなど、車に欠かせない部品を製造しています。私は製造部カイゼン課に所属し、３DCAD（コンピューター利用３次元設計システム）や3Dプリンターを使って製造工程で使用するための部品を作ることが主な仕事です。検査機のスイッチの外枠や配線など、これまで購入していた部品を作るため、自社のコストカットに貢献しています。

―ここで働くことにした理由

高校卒業後、最初に就職したのは石川県の旅館でした。2年半ほど働いて「製造業に関わりたい」と思い愛知県の機器メーカーに転職しましたが、2年弱ほど勤めたところで、親の老後など将来を考え「地元に戻ろう」と決めました。実家の近くにある製造業を探すなかで見つけたのが当社で、入社の決め手となったのは、給食無料やガソリンカードの支給など福利厚生がしっかりしていることです。従業員の生活面や健康面を大切にし、地域にも貢献している社風に魅力を感じました。

―仕事のやりがいは

高校生の頃、切削工具などを用いたものづくりを経験したことはありましたが、3DCADや3Dプリンターは未経験でした。ですが気軽に相談しやすく働きやすい職場環境が整っているため、入社後１ケ月以内には一人で部品を形にできるようになりました。従来の機械では作れないような部品も3ＤCADと3Ｄプリンターを使えば簡単に作れてしまうので、とても楽しいですね。私が作った部品を実際に使った方から「使いやすくていいね！」と気に入ってもらえたときもうれしかったです。