―どんな仕事をしていますか

当社が手掛けるのは、「産業のマザーツール」とも呼ばれる電気計測器。1935年の創業以来、「測る」ための技術で、通信や自動車、エネルギーなど幅広い産業を支えています。私はシステム系商品の開発を経て、現在は組み込みソフトウェアを担当。新製品の、主にタッチパネルなどUI(ユーザーが製品に触れる)部分の開発に携わっています。スマートフォンの普及で、パネル操作に一定の道筋が生まれたのでそれに則り、より使いやすいと感じる製品づくりを目指しています。

―ここで働くことにした理由

出身は福井県ですが、大学から大学院まで6年間を過ごした信州で働きたくて、県内企業に絞って就活。説明会に参加する中で、企業理念に引かれたことや会社の雰囲気が自分に合っていたことが決め手で志望しました。当社に入社していた同じ研究室の先輩がとても信頼できる人で、「この人が選んだのなら」と迷わず進むことができました。長野県の魅力は、気候や自然風土が良くて食べ物がおいしいところ。既に10年以上この地で暮らしていますが、飽きることがありません。　

―仕事のやりがいは

自分の考えや発想が形になることにやりがいを感じますし、機能を追加していく中で、徐々にお客さまのご要望を満たした仕様に成長していくのが実感できて楽しいです。開発の段階から、お客さまがそれを使用している場面を想像し、シンプルで扱いやすくなるよう心掛けています。当社には自分のやりたいことを主張できる雰囲気があり、働きやすさを感じています。今後はいっそうの知識と経験を蓄えて、当社を支える主軸製品の開発を先導できるようになりたいと思います。