―どんな仕事をしていますか

当社は、パソコンやスマートフォンなどの電子機器に搭載する半導体部品を製造しています。私の部署は、半導体製造装置に使用されるセラミック部品などを製造しており、私はその加工を担当しています。お客さまの工場に出向いて、部品の研磨や加工などの作業を行います。配属当初は経験もなく不安でしたが、上司や先輩が一から丁寧に指導してくれ、一人で作業できるようになるまでサポートをしてくれたので、心強かったです。現在は、工程管理者として約３０人の作業員を束ねています。お客さまとの連絡や業務報告、作業員の勤怠管理や作業の振り分けなどをしながら、円滑に作業を進むように段取り、納期までに製品が納品できるように管理をしています。お客さまや社内での連携を大切にして、業務に取り組んでいます。

―ここで働くことにした理由

もともと電子機器に興味があり、プログラミングを学ぶ大学に進学しましたが、なかなか思うように成果が上がらず、自分がしたいことは何かと悩む中で、地元に戻り就職することを決めました。就職サイトで当社を知り、半導体部品の製造分野の中でも、興味があった電子機器に携われる点に魅力を感じて志望しました。細かな作業を集中してやり続けることが好きなので、製造業は自分に合っていると感じています。当社は経歴や年齢に関係なく、やる気があれば大きな仕事を任せてもらえる社風なので、管理職として活躍している若手社員がたくさんいます。また、多方面に事業展開しているので、やりたい仕事を社内で見つけられることが強みです。適性を考慮しながらふさわしい部署に配属してくれ、教育体制や資格支援が充実しているので、未経験でも安心して働けます。

―仕事のやりがいは

製造スケジュールが一日単位で組まれているので、工程の途中で不具合が起きると製造に遅れが発生してしまいます。また、1000分の1㍉単位の加工を行うので、常に緊張と重い責任を感じながら作業しています。管理者としては、作業員の適性を考慮しながら、その日の作業を振り分けることも重要です。日ごろから作業員の方とは、休憩時間に話したり、作業のアドバイスをしたりして、積極的なコミュニケーションを意識しています。その人をよく知ることから始めて、信頼関係が築けるように務めています。全員が滞りなく作業を進め、期日通りに作業が完遂できた時には大きな達成感を味わえます。目標は、皆に安心して頼ってもらえる存在になることです。そして、ゆくゆくは工程管理だけでなく、製造全体の管理者へステップアップしていきたいと思います。