2023年2月1日
医療機器を通して医療に貢献する喜び。化学の知識を生かして「新たな価値の創造」に取り組んでいきたい。
サクラ精機株式会社
開発部
小坂 勇登
わが社のここがポイント
- 医療用、産業向け洗浄・滅菌装置、病理検査装置の開発、製造、販売などを一貫体制で行っています
- 国内のみならず海外でも高いシェアを誇り、ニッチな市場でグローバルに活躍しています
- 風通しが良く、若手・ベテラン問わず活発に意見を出し合える環境です
インタビュー内容
―どんな仕事をしていますか
当社の医療用洗浄装置は、ジェット水流と超音波の2種類を併用することにより、目には見えない細かな汚れまで洗浄できる設計になっています。私は、こうした自社の医療機器が国際規格や法律が定める基準に適合しているかを調査。さらに、全国の病院で使われている製品に不具合が生じた際には、さまざまな観点から原因を調査し対策を講じる業務を担っています。経験を重ねることで自分で原因を解明できるようになってきました。
―ここで働くことにした理由は
学生時代に血液分析の研究をしていたことから医療や化学の分野への就職を検討し、中でも私にとって落ち着く場所である長野県内の企業を志望していました。研究室にあった細胞薄切サンプルで当社を知り、興味を持ちました。会社見学で小さな部品から大型製品が組み上がっていく様子を見て、医療産業界に携わりたいと思いました。当社の洗浄滅菌には化学的知見が豊富に生かされているので、学んできたことが役立ちます。医療機器を通して医療に貢献できることに喜びを感じています。
―仕事のやりがいは
私は大学卒業後も研究開発を行いたいと考えていました。当社では設備や試薬を利用した研究もでき、仕事に直接つながらない研究でも「おもしろいね」と上司が評価してくれる自由な雰囲気があるため、働く楽しさにつながっていると思います。目標は、化学の観点から新商品開発に携わること。部署を超えて企画を提案できるので、自分が培ってきた化学の知識と顧客のニーズを融合させて、企業理念にある「新たな価値の創造を通じ医療の質の向上に貢献」に取り組みます。