―どんな仕事をしていますか

当社は、機械、工具、電子部品、原材料などを取り扱う専門商社です。県内に8カ所、県外6カ所、海外１カ所に営業拠点を設け、企業の生産活動に欠かせない多岐にわたる資材のご提供を行っています。私は、工作機械を担当する営業職として、お客さまのご要望や仕事の状況をお聞きし、お客さまが抱える課題を洗い出し、機械導入のご提案などを行っています。当社は決まった商品を扱うのではなく、お客さまのニーズに合わせその都度対応していく業務スタイルです。仕入れ先は2000社あると聞き、入社当初は何も分からず不安でしたが、研修制度が充実していたので安心して仕事に取り組むことができました。私の場合は社内研修ののち2年間、メーカーへ出向して社外研修を受ける機会をいただきました。製品に対する理解や知識を深められ、仕事に生かせています。

―ここで働くことにした理由は

出身も大学も長野県内でしたので、県内での就職を考えていました。理系出身であることが生かせる仕事を探す中で、工業系の商社である当社に出合いました。選考時の担当の方が大変親切にしてくれ、人を大切にしている社風に安心できたことが志望の決め手になりました。２年に１度開催している「国興展」では、社員が連絡を密にして社員同士の結束が感じられます。国興展は300を超えるメーカーが集結し、各メーカーの最新機器や技術を実際に見られるイベントで、毎回多くのお客さまが来られます。これは一企業が主催する展示会としては他に類を見ない規模で、2019年開催時には6000人を超える来場者がありました。21年の国興展はコロナ禍のためオンライン開催でしたが、23年にはリアルで開催できるよう全社員で準備を進めています。

―仕事のやりがいは

私が実際にものづくりを行うわけではありませんが、一つの製品ができる過程に関わることで、より良いものづくりを支えていることにやりがいを感じます。お客さまは単に機械の情報が欲しいのではなく、課題を解決する手段や目的を達成する方法も合わせて探しておられます。自分一人では解決できないことも多いですが、相談すれば親身にアドバイスをくれる先輩方やメーカーの方の力もお借りしながら、最先端でお客さまが望む的確な情報がお届けできるように心がけています。お客さまから機械の導入に限らず、困り事を気軽に相談いただけると、お役に立てているという実感があります。日頃から何かあったら真っ先に思い浮かべていただける存在になれるよう信頼関係を築き、ご要望に何でもお答えできるよう知識と経験を増やしていきたいと思います。