―どんな仕事をしていますか

当社が手掛けているマグネット応用機器とは、磁力を使った工作・産業機械のことです。鉄の物体をつり上げたり、原料の中から微細な鉄粉を除去したりと、化学や食品、リサイクル分野まで、多岐にわたるものづくりの工程で活躍しています。私はその中で、電磁石の磁力を調整する電源盤の設計を担当しています。お客さまの「こんな盤がほしい」という要望を具体的な形にしていくポジションです。ご希望の仕様に合わせて、その都度臨機応変に対応しています。

―ここで働くことにした理由は

就職活動の軸として考えたのは、学生時代に学んだ電気の知識を生かせる仕事がしたいということ。マグネット製品を扱うメーカーは全国でも珍しく、今後、環境分野などでも注目される業界だと感じて志望しました。将来長く暮らすなら自然が豊かで、通勤ラッシュもなく伸び伸び暮らせる地元に戻りたいという思いもありました。研修制度や資格取得支援制度が整っていること、自分の都合に合わせて有休が取りやすいことなど、働きやすさの面でも魅力を感じました。

―仕事のやりがいは

開発・設計から製造、販売までを自社で行っているので、自分が手掛けた製品を完成まで見届けられるのが大きなやりがいです。図面上でもさまざまな条件を考え合わせて進めていますが、発注元での試運転で、実際に不具合なく作動しているのを見るとほっとします。今後はマグネットチャックなど、これまで経験していない製品の設計にも関わって、知識を深めていくことが目標です。お客さまのご要望に合わせて作る特殊品にも、スムーズに対応できるように経験を積んでいきたいと思います。