―どんな仕事をしていますか

プラスチックを成形する金型製作から射出成形、部品同士を接着する溶着加工、組み立てまで一貫して行う当社。身近な文具から、命を守る車のブレーキ部品まで、手掛ける製品は多岐にわたります。私が所属する品質管理課は、製品が図面通りの寸法と精度で仕上がっているかを100分の1㍉単位で厳密に測定・分析し、不合格の場合は製造部署に改善を求めるのが仕事。製品によってはチェック項目が400にも及びますが、品質を守る“砦”として、丁寧で正確な測定を心掛けています。

―ここで働くことにした理由は

Uターンを希望し、地元の東信地方で就活を始めました。重視したのは、カレンダーに沿った休日が取れるかどうかなど、できるだけストレスを感じることなく、自分のペースで働けること。通勤時間などもチェックし、自宅から通いやすい当社を知りました。説明会や面接では話を丁寧に聞いてもらい、温かな雰囲気だったことが決め手になりました。入社後も丁寧に教えてくれる先輩ばかり。働きやすい環境だからこそ、日々の仕事に集中して臨めます。

―仕事のやりがいは

測定項目には、形状の正確さを判断する「平面度」や「真円度」など多様な項目があり、誤差の許容範囲を示す「幾何公差」の知識を深めるほど、できる仕事の幅が広がって楽しいです。知識や技術をさらに磨いて貢献したいです。また当社は、業務について若手社員でも提案しやすい環境。以前、共有している測定機器を使うタイミングが重ならないようスケジュールを組むことを提案したところ、部署全体がスムーズに働けるようになりました。改善につながり、モチベーションが上がりました。