内定が決まったら、始業日までの間は「新社会人」になるための準備期間となります。
内定から入社までのスケジュール確認、生活リズムの見直し、そして必要な持ち物の準備などしておくことは盛りだくさん。
入社式で気を付けるポイントも押さえながら、安心して新生活をスタートできるようサポートします!
今しかできないことをやりきろう! 生活リズムの見直しも忘れずに
新しい職場でスムーズにスタートを切るためには、入社前にしっかりと準備をしておくことが重要です
長期の旅行や帰省など、残りの大学生活で“今しかできないこと”を思い切り楽しみつつ、内定先への連絡や、引っ越し準備、生活習慣の見直しをしておきましょう。
今回は、内定先にメールを送る際の気を付けるべきポイントと、生活リズムの見直しについて紹介します。
内定先へのメール。気を付けるべきポイントは?
内定が決まってから入社日までの期間、課題や社内イベントを含めた諸連絡で企業に質問をすることもあるでしょう。
メールを送る時は、シンプルかつ丁寧に要件をまとめて送ることがマナーです。内定が決まる前後にかかわらず、ポイントを押さえてメールを送るようにしましょう。
1 あいさつと自己紹介
最初にあいさつを述べ、自分の名前を記し、内定を得ているタイミングならば、内定者である旨を伝えます。
例えば、「お世話になっております。先日、貴社より内定をいただきました、○○と申します。」といった具合です。
2 件名には要件と差し出し人の名前を忘れずに
採用担当者は日々たくさんのメールを見ているので、件名に「誰のどんな内容なのか」をはっきりと記載することが大切です。
3 宛名に間違いがないか確認する
宛名の会社名、担当者の部署名、氏名に間違いはないでしょうか?「株式会社○○」もしくは、「○○株式会社」といった、法人格と社名の順番にも気を付けましょう。
4 本文は分かりやすく簡潔に記入するようにする
丁寧な言葉遣いや文章はもちろん大切ですが、内定のお礼や質問内容の背景までを書き連ねてしまうと、要点が分かりづらくなってしまいます。
改行や箇条書きを使うなど見やすさにも注意するようにしましょう。
5 署名欄の記載
氏名、電話番号、メールアドレスといった基本情報を記載します。場合にもよりますが、電話での返信を希望する企業もあるかもしれません。
生活リズムの見直し(朝型の生活習慣に変える)
新しい職場でのスタートを切る前に、生活リズムの見直しは非常に重要です。
特に、これまで夜型の生活を送っていた人は、朝型の生活習慣に切り替えていきましょう。十分な睡眠と規則正しい生活を心がけ、まずは毎日同じ時間に寝ることから始めてみましょう。理想は、睡眠時間を7〜8時間確保できるようにすることです。
次に、朝の時間を有効に使うためのルーティンを作りましょう。例えば、朝食をしっかり取る、軽いストレッチをする、ニュースをチェックするーなど、自分に合った習慣を見つけることが大切です。
ルーティンにより心身ともにリセットされ、一日のスタートをスムーズに切ることができるでしょう。
また、休日もできるだけ平日と同じリズムで過ごすことをおすすめします。これにより、週明けの月曜日に体内時計がずれることが少なくなります。
そして、社会人としての生活をシミュレーションしてみると、新しい生活リズムにもより早く慣れるでしょう。例えば、実際の通勤時間に合わせて家を出る練習をすることで、通勤にどれくらいの時間が必要なのかを把握できます。
生活リズムを朝型に変えることで、仕事のパフォーマンスが向上し、余裕を持って仕事に取り組むことができるようになります。
また、朝の時間を有効に使うことで、自己研さんや趣味の時間も確保しやすくなります。こうすることで、仕事とプライベートのバランスが取りやすくなり、充実した社会人生活を送ることができるでしょう。
習慣を変えることは多少なりともストレスがかかります。無理をせずに今のうちから少しずつ変化を取り入れていきましょう。
内定から入社前の大まかな予定を確認!
内定から入社日まで何をするの?
企業によって内定から入社日までの期間は違いますが、入社前に、具体的に何をすべきか理解しておくことは不可欠です。
重要事項の確認
内定通知には、入社手続きや必要な書類の提出期限、研修日程などが記載されていることが多いです。これを見逃さないようにするためにも、メールや郵便物を小まめにチェックする習慣を付けておくと良いでしょう。
健康診断
多くの場合、入社前に健康診断の結果を提出することが求められます。早めに予約を取り、必要な検査を受けておくことで、後々のトラブルを避けられます。特に人気のあるクリニックは予約が取りづらいことがあるので、早めに行動することが大切です。
研修
企業によっては入社前研修が実施されることもあります。この研修には、新人としての基本的なマナーやスキルを学ぶ機会が含まれていることが多いです。研修の日程や内容についても、事前にしっかりと確認しておきましょう。万全に準備を整えておくことが重要です。
各種書類の準備
最後に、会社から指定された書類の準備も忘れずに行いましょう。履歴書や卒業証明書、住民票といった必要な書類は事前に確認し、早めに準備することをおすすめします。特に、役所での手続きが必要な書類は、平日しか対応していないことが多いため、計画的に準備を進めましょう。
一つ一つの準備を怠らずに、入社後、確実なスタートが切れるよう心がけましょう。
企業によっては入社前の課題がある場合も
入社前に課題を課す企業もあります。これらの課題は、業務に必要な知識やスキルを事前に身に付けるためのものです。実例として、課題図書の感想文や、内定企業の見学・レポート作成、研修動画の視聴によるeラーニングなどがあります。課題に取り組む際には期限を守り、社会人としての意識転換に役立てましょう。
懇親会などイベントに参加する
懇親会やイベントは、これから働く職場の雰囲気を感じ取る絶好の機会ですし、同期や先輩社員と直接交流することで、職場の人間関係をスムーズに築く一助にもなります。
このような場では、その会社の文化や価値観、企業風土にも触れられます。
また、懇親会やイベントでは、カジュアルな雰囲気で職場のリーダー的な人やベテラン社員と話す機会が得られることも。
こうした機会に自己紹介をして、自分の目標や意欲を伝えることで、ポジティブな第一印象を与えることができます。
さらに、職場のルールやマナーを学ぶチャンスでもあります。ドレスコードやビジネスマナー、コミュニケーションのスタイルなど、社会人としての日常に必要な知識を得ることができるでしょう。
注意すべき点は、そうした場ではあっても言動には常識的な配慮が必要だということ。
まだ正式に働き始めていないとはいえ、既に会社の一員として見られることを意識し、誠実な態度を心がけましょう。また、アルコールが提供される場でも、適度な飲酒に留めることが重要です。
入社前にやるべき準備
入社する会社の最新情報を調べよう
入社する会社の最新情報を知ることにより、会社の現状や今後の方向性をしっかりと理解し、自分の役割を具体的にイメージすることができるでしょう。
以下のポイントを押さえておきましょう。
コーポレートサイトのチェック
会社のミッション、ビジョン、そして最新のプレスリリースやニュースをチェックすることで、会社が現在どのようなプロジェクトに取り組んでいるのか、どのような成果を上げているのかを把握できます。また、経営陣のメッセージや社員のインタビュー記事なども参考にすると、会社の文化や価値観をより深く理解することができます。
SNSや業界のニュースサイト
SNSを活用している企業では、会社の公式アカウントや社員の投稿を通じて、リアルタイムの情報や社員の生の声を知ることができます。会社の最新の動向だけでなく、職場の雰囲気についても感じ取ることができます。
競合企業
同業他社や競合企業の動向も調べておくと良いでしょう。競合他社の戦略や市場でのポジショニングを理解することで、入社後に、どのようなスキルや知識が求められ、そのために自分はどう行動するべきかを考えるヒントになります。
入社前、新社会人に必要な持ち物とは?
入社前に準備しておく持ち物をチェックしておきましょう。
手帳やノート、筆記用具
デジタルツールが普及している今日でも、手書きでメモを取る機会は多いです。
会議や打ち合わせの際に、必要な情報を素早く記録できるようにしておきましょう。メモをする時は箇条書き、項目立てをすると、振り返った時に見やすくなります。
名刺入れ
営業職場部はもちろん、名刺を持ち歩くために必携です。
名刺をきれいに保つだけでなく、身だしなみとしても見られるのが名刺入れです。派手なデザインは避けて落ち着いたトーンの色や素材を選びましょう。
腕時計
スマートフォンで時間を確認することもできますが、ビジネスシーンでは腕時計を使う方が信頼感を与えます。
スマートフォンを頻繁にチェックするのは、周囲から見て失礼に映ることもあるためです。
腕時計を選ぶ際には、シンプルで見やすいデザインのものを選ぶと良いでしょう。防水機能が付いていると急な雨や手洗い時にも安心です。
カバン
ビジネスシーンに適したカバンは、書類やノートパソコンが収まるサイズで、耐久性の高い素材を選ぶことがポイントです。
具体的には、A4サイズの書類が余裕で入る大きさが望ましく、ナイロンやレザーなどの耐久性がある素材は、型崩れしにくく、きれいな見た目が保てるのでおすすめです。
デザインは、シンプルで落ち着いた色合いのものがビジネスシーンには適しています。
黒やネイビー、グレーなどは、どんな服装にも合わせやすく、落ち着いた印象を保つことができます。
最後に、身だしなみを整えるためのアイテムも忘れずに。コンパクトな鏡やヘアブラシ、歯ブラシセットなどがあれば、昼休み後や外出先での身だしなみチェックに役立ちます。
入社式はどんなことをするの? 出席する際の注意点は?
入社式の主な流れを理解する
入社式は新入社員を迎え入れるための大切な式典です。企業によって内容は異なりますが大まかな流れを紹介します。
受付
入社式当日は受付で出席を確認します。忘れ物がないようにしっかり準備し、遅刻しないよう時間に余裕をもって会場に到着するよう心がけましょう。
出席確認を終えたら、指定された席に着きます。席の配置は、あらかじめ決められていることが多いので、案内に従いましょう。
代表あいさつ
企業の代表者によるあいさつが行われます。社長や役員が新入社員を歓迎し、企業のビジョンやミッションについて話すことが一般的です。
このあいさつは、企業文化や価値観を理解する上で重要な情報が盛り込まれているため、しっかりと聞いてメモを取ることをおすすめします。
辞令交付
辞令交付は、正式に社員として認められる重要な場面。一人一人に辞令が手渡されます。緊張するかもしれませんが、笑顔で受け取りましょう。
新入社員代表あいさつ
新入社員代表によるあいさつが行われることがあります。代表に選ばれた場合は、事前にしっかりとスピーチの準備をしておくことが必要です。内容は、感謝の気持ちや抱負を伝えることが基本です。
交流会
集合写真の撮影や軽食を交えた交流会が行われることがあります。同期や先輩社員と交流する良い機会ですので、積極的に話しかけて人間関係を築いておくと良いでしょう。
入社式で気を付けること
入社式は社会に踏み出す第一歩です。さまざまなことを吸収できるように、事前に気を付けるべき点を確認しておきましょう。
服装
多くの企業ではスーツが基本となるため、清潔感のあるビジネススーツを着用しましょう。色は黒やネイビーなどのシンプルなものが無難です。また、シャツやブラウスはアイロンをかけてシワのない状態にしておきましょう。靴を磨いておくことも忘れずに。
時間厳守
入社式の日程や場所を事前に確認し、余裕を持って行動できるようにしましょう。交通機関の遅れなど不測の事態に備えて、予備の時間を設けておくと安心です。
マナー
あいさつは元気よく、はっきりと。目上の人に対しては特に丁寧な態度を心がけましょう。また、スマートフォンはマナーモードに設定し、会場内では使用を控えることが望ましいです。
まとめ:入社前に準備しておくこと
今回は、入社前の準備についてご説明いたしました。
新しい環境や人間関係に対する不安は誰しも感じるものですが、前向きな気持ちで挑むことが大切です。
ポジティブな姿勢で新しい挑戦を楽しむ気持ちを持って、柔軟に対応できるよう心の準備を整えておきましょう。
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