25年卒内定率は既に8割以上!就活は継続する?最新就活情報

来年の春卒業の就活生は6月から採用面接が始まりましたね。しかし、その時点で内定率が「8割超」と、採用の早期化が進んでいるのが実態です。内定状況の詳細や、内定が確定してもなお就活を継続する重要性と、そのポイントについてご紹介します。

 

6月時点での内定率について

2025年卒の内定状況

就活情報サイトによると、2024年6月時点の内定率は82.4%と、6月選考が解禁となった2017年卒以降で、最も高い数値となりました。
それに対して進路確定率は66.2%(+7.6ポイント)で前回の5月15日時点から11.7ポイント増加、内定辞退率は56.4%(+3.3ポイント)で前回から8.1ポイント増加しています。このことから、学生は前年よりも早い時期に、就職先等の進路を確定していると考えられます。

就職活動が早期化している状況が分かりますね。その背景には慢性的な人手不足解消のため、各企業が採用人数を増やしている状況があるようです。

*リクルート「就職プロセス調査(2025年卒)」を参照

 

内定が確定しても就活を続ける理由

しかし、内定が確定してもなお36.6%の学生が就活を継続しています。内定確定後も就活を続ける理由の多くは、内定を得た企業より、より良い就職先がまだあるかもしれないと考えているからです。

また、就活を続けることで、「自身の“市場価値”を把握できる」「面接経験を積んで第一志望の企業の面接に自信を持って臨むことができる」といった好結果につながる可能性もあります。内定が出た後でも、企業の情報を継続して収集し、自分が本当にその企業で働きたいのか再評価することも重要です。内定が確定したからといって安心してしまわず、内定を得た企業や業界、社会への関心を保ち続けて、より良い社会人デビューにつなげましょう。

 

就活継続の可能性 ポイント
・自分自身の市場価値の評価・把握ができる
・他の企業との面接ができ、経験値を積める
・自分が求める条件により合致した企業を見つけることができる

 

就職活動を続けることの重要性

求人情報の活用度は? キャリア形成のヒント

内定が確定した後も、求人情報のチェックは不可欠です。現代はインターネットを利用した求人情報の収集が主流となっており、ネット上には日々新たな求人が掲載され、既存の求人情報も刻々と更新され続けています。就職活動を続ける中(or日々)で見逃していたかもしれない新たな職種や企業、あるいは自身の興味・適性に合った、未知の求人情報に出会うチャンスがあるかもしれません。

また、求人情報を見続けることは、自分がどんな職種に興味があるのか、社会ではどんなスキルが求められているのか、といったことを知る絶好の機会でもあります。これらの情報を知ることは、自身のキャリア形成において大切な要素となり得ます。
就職活動を続けることは、自分自身の将来を見据えたキャリアプランを立てるためにも、あまたある求人情報を最大限に利用するためにも、重要な行動といえるでしょう。

 

就活生自身のスキルアップにもつながる

就職活動を継続することは、就活生のスキルアップにつながるのでしょうか?
就職活動では、面接やグループディスカッション、エントリーシートの作成などを通じて、積極的に自己を見つめ直し、自己理解を深めることができます。また、多くの企業と接触し、社会や業界の動向を学ぶことで、現代社会におけるビジネスのリアリティを理解する機会も得られます。

これらの経験は、単に就職活動を成功させるためだけでなく、実際に社会人として働き始めた後でも役立つスキルでもあります。例えば、自己理解を深めることで、自分がどのような業務に向いているか、どのようなキャリアを歩むべきかを見極める力が養われます。また、社会や業界の動向を学ぶことで、ビジネスにおける的確な意思決定を行うための視野が広がります。そのため就職活動を続けることは、単に内定を得るということに止まらず、自分自身を磨き上げることにもつながるのです。

 

就活を継続する場合の注意点と就活情報の活用方法

活動計画の立て方と注意点

一つの企業から内定をもらったとしても、就活を続けることで、より自分に合った企業を見つける可能性が広がります。では、どのように活動計画を立てるのがいいのでしょうか。

まず、就活を続ける目的を明確に設定しましょう。内定をもらった企業と自分が本当にマッチしているかどうか、他にもっと良い企業がないか探すなど、目的は人それぞれです。この目的を設定することで、活動計画も具体的になります。

次に、就活のスケジュールを作成します。いわずもがな就活においては、時間管理は非常に重要です。面接の日程調整や企業研究など、就活には多くの時間が必要ですよね。内定をもらうと気が緩んでしまうこともあるかもしれませんが、メリハリを持って活動するためにも、スケジュールを作成し、効率的に就活を進められるようにしましょう。

注意点として、内定をもらった企業との連絡も忘れずに。連絡を怠ると、企業側から見て不信感を持たれる可能性もあります。内定をもらった企業との連絡を適切に取りながら、他の企業への就活を進めることが重要です。

 

有効な就活情報の活用方法

就職活動を継続する際の情報活用方法をご紹介します。

企業の公式ウェブサイトやリクルーティングサイトは貴重な情報源。会社のビジョンや業績、働き方、社員の声などを細かくチェックしましょう。これらの情報を基に自分自身を見つめ直し、自分がどのような企業で働きたいかを具体的にイメージすることが大切です。また、学生時代に培った専門知識やスキルを生かせる企業を見つけることも重要なポイントです。

 

SNSやリクルートサイトの掲示板などを活用して、先輩の就活体験談を聞くのも有効です。先輩の経験から就活のヒントを得ることができ、自分の就活戦略を見直すきっかけになるでしょう。

最後に、自己啓発のためのリソースも忘れてはなりません。就活に必要なスキルを磨くための書籍やオンライン講座を活用することで、自己成長を促し、企業からの評価を高めることにもつながります。多様なリソースを上手に活用し、自分自身の魅力を最大限に引き出しましょう!

 

まとめ:就活を続けることでより良い就職先を手に入れる

自分に合った仕事を探りながら就活を続けることは、自分のキャリアにおいて、より大きな可能性を引き出すことになるでしょう。たとえ内定を得られたとしても、納得がいくまで就活を継続することにより多用な視野や経験が得られ、自分の可能性を広げる糧となるのです。

この記事では、就活を継続する場合の注意点と就活情報の活用方法について紹介しました。これからも、最新の情報を元に自分自身のキャリア形成を向上させ、最適な就職先を見つけるために、一歩一歩進んでいきましょう。

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