就活準備で行う5つの準備とは?目的とやり方を解説。

就活準備の前に、まずは、スケジュールを確認しよう。

例:2022年卒の場合
・2022年卒向け就活サイト解禁:2020年4月〜6月
・夏のインターンシップ:2020年6月〜2019年8月
・プレイベントへの参加:2020年10月〜2020年2月
・冬のインターンシップ:2020年11月〜2021年1月
・求人の解禁:2021年3月〜
・合同就職説明会の開始:2021年3月
・就職試験の開始:2021年6月

就活準備で行う5つの準備

1:自分を知る(自己分析)

自己分析とは

自己分析とは、自分のこれまでの経験を思い起こし、その経験の際に感じた感情や思考を整理して、自分の強み・弱みや考え方などを客観的に見える状態にすることで、現在の自分と、今後どのような自分になっていきたいかを考えるきっかけを作ることです。

頭ではわかっていても、実際に書き出してみると改めて理解が深まりますし、時系列で眺めてみるとどういったものに興味を持つことができたか、どういったことが得意でどういったことは苦手なのかということが改めて見えてくる場合もあります。

自己分析の目的

・自分が企業を選択する際の判断軸を決めるため
・自分の強み・弱みを理解して就職試験対策に活かすため

自己分析の方法

自己分析の方法としてよく用いられるのが、自分史を作ってみるということです。
これまでの経験を時系列に書き出し、以下のような視点で自分の経験を可視化することで、どのような点に自分がモチベーションを感じるのか、どういったことを楽しんで行うことができるのか、自分の興味があることは何なのか といったことを改めて理解することができます。

自分史を作る際に意識する視点
どのくらい意欲的に取り組めたか、精神的に楽しかったか、つらかったか
どんなことに興味を感じて進んで活動できたのか
どんなことが楽しかったか、嬉しかったか
どんなことが大変だったか、悔しかったか
どのように乗り越えてきたか

自己分析がうまく行かないときはイベントに参加して相談してみよう

やり方は分かったけど一人ではうまくできるか不安という人も多いはず。そんな学生のために多くの就活サイトでは自己分析に役立つセミナーを開催しています。
長野県就活ナビでも以下のようなイベントを開催しています。専門家に気軽に相談できるので是非参加してみましょう。

 

2:業界を知る(業界研究)

業界研究とは

「業界研究」は、世の中にある業界の種類や特徴を知り、興味を感じ、自分が行きたいと思う業界を見つけるために行います。
まずは世の中にどんな業界があるのか調べることから始めましょう。

業界研究の目的

業界研究の目的は、自分が行きたいと思う業界を見つけるためでもありますが、その業界が現在どのような状況にあり、今後どうなっていく可能性があるのかを考えるために行います。
今、その業界に興味があったとしても、5年後に業務がガラリと変わってしまう可能性がある業界もあるかもしれません。
業界に関する情報を多角的な視点で集めることで、自分が就職するべき業界はどこなのかを客観的に研究するために行うのが業界研究です。

業界研究の方法

全ての業界の情報まで調べようとすると大変なので、まずは自分が興味がある業界を書き出してみましょう。
そのあと、その業界の周りにはどんな業界があるのかを考えてみるのがよいでしょう。

ある程度調べたら業界の現状を調べましょう。
業界TOP企業の売上などからも見えてくるかもしれませんし、新聞・業界紙や、四季報などといったメディアから情報を集めるのがいいでしょう。

自分が気になる業界がわかった段階で、代表的な企業を数社確認します。
人気な業界では、なぜ○社ではなく■社なのかというような質問もされるようです。各企業の特徴も把握するのが良いでしょう。

業界研究セミナーで不足している点を補おう。

各就活サイトでは業界研究に役立つセミナーを開催しています。
長野県就活ナビでも秋ごろから業界研究セミナーを開催。業界研究についての悩みを気軽に相談できるのでおすすめです。

3:企業を知る(企業研究)

情報収集の方法

・企業のWebサイトから探す
・就活サイトから探す

情報収集には上記のような方法があります。おすすめしたいのは、まずは就活サイトで基本的な情報を探し、より詳細なことは企業のWebサイトや企業が開催する説明会などで直接確認する方法です。まず就活サイトがおすすめという理由ははじめから1つ1つの企業を探して検索するよりは、求人サイトで興味のある業種の一覧から基本的な情報を取得するほうが効率が良いからです。
ただ、求人サイト上だとより細かな情報は載っていない場合があります。そのような情報は実際に企業のHPにアクセスして確認するか、会社説明会への参加、インターンシップへの参加などを行ってより深く情報を集めるのが良いでしょう。

企業研究の目的

企業研究は、前項でもお話したように、各企業ごとの特徴や、経営が安定しているか、今後の将来性はあるかなどを確認するために行います。

企業研究の方法

1社だけでなく複数の企業を同じ視点で調査して表などにまとめていくことで、より客観的に企業毎の違いがわかってくるでしょう。
そのために、まずは調査する軸(項目)を決定します。
項目を書き出して漏れがないか、追加、削除があるかを確認し、確認する項目が網羅的になっているかどうかを考えることで、調査した後の抜け漏れをふせぐことができます。他人に確認してもらうのも良いでしょう。
調査が完了したら企業毎に比較していくとそれぞれの強みや弱みがわかるかもしれません。

4:必要なものを揃える

最低限必要なのは就職活動用の服の用意です。場合によっては汚れることもあるかもしれませんので、パンツ(スラックス)やワイシャツは複数あると良いかもしれませんね。

また、スマートフォンなどもよく使うことになるかと思いますので充電器などの用意もあると良さそうです。

■身につける系のもの
スーツ
革靴
カバン
■情報収集用
スマートフォン
充電器
筆記用具
メモ・ノート

5:試験対策をする

試験対策といっても様々な試験がありますので、それぞれの試験ごとに対策を行う必要があります。
面接であっても個人面接・集団面接と言った形態の違いから、1次面接2次面接、最終(役員)面接まで様々です。
受けたい企業が過去にどういった形式の試験を行っていたかをまず把握し、各試験項目ごとに対策を行いましょう。

面接については繰り返し模擬面接を行うとよいでしょう。様々なパターンの面接や質問に対応する力が付きます。

SPIや筆記試験については模擬問題などを提供しているサービスがあります。こちらも複数のパターンを実施し、流れや傾向を掴むことが大切です。