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マナーが不安な就活生必見!困ってしまう「自由な服装でお越しください」徹底解説

会社説明会に参加するための事前準備5つ

就活生が初めて会社説明会やインターンシップ、会社見学などに参加する際に、必ず不安になるポイントがあります。
「事前準備は必要?」「何を準備すればいいの?」「そもそも就活マナーって?」
そんな不安にお答えするために、参加するための事前準備を5つ紹介します。

 

開催場所・時間を確認する

まず開催場所・開催時間の確認は必須です。
会社説明会は就活の第一歩であり、初めての場合は思い込みや勘違いで時間や場所を間違えてしまうことも少なくありません。
例えば、午前・午後の部が分かれている場合、本社ではなく別の会場で開催される場合は勘違いしやすいです。
また連続した日程のうちの1日だけ開催時間や場所が異なる場合もあります。
思い込みをせず、前日までにしっかりと事前に最寄駅・電車の時間・駅までの道順・会場の位置(入り口の位置)などアクセス情報を調べ、当日になって焦るようなことのないようにしましょう。当日の緊急連絡先も出発前に控えておくと安心です。

 

企業研究をしっかり行う

また企業研究は最低限行っておきましょう。
まずは会社ホームページの採用ページを読んでおきましょう。
会社ホームページに採用ページがない場合は具体的に以下のようなページを参照しましょう。
「企業理念」「事業内容」「代表メッセージ」「売上高の規模と海外・事業に対する売上高比率」などです。
採用ページは就活生が欲しい情報をまとめてくれている場合が多いため、企業理解への第一歩になります。
基本情報を知っているかどうかで、当日の内容理解にも差が生まれます。

さらに質問する際もサイトで調べればわかることを聞くのはあまり意味がありません。
会社からも下調べをしていないと思われてしまう可能性があります。

 

質問の準備をする

上述した通り、企業研究を行うと少なからず疑問点や気になる点が出てくるはずです。
それらを元に企業に対して質問を考えておくことも必要な準備です。

質問を準備する際のポイントは2つです。

まず『調べてわかる基本情報は質問しない』ことです。
企業のHPを見た上でわからないこと・疑問に思ったことを質問するのが良いです。自分を人事担当者に印象付けたい思いから「とにかく何か質問しなくちゃ!」とHPを見れば分かるような質問をしてしまい、かえって『残念な学生』にならないように気を付けましょう。

2つ目は質問を考えるときの特効薬で、明日からすぐ使えるポイントなのですが、『企業の説明の具体化を求める』ことです。
自分が企業で働くことを想定し、将来の姿を知っておきたいというアピールにもなりますし、企業の方は「待ってました」と説明してくれるはずです。
説明会などでよく耳にする「具体化」質問例を書き出します。

会社が実施している事業がたくさんある
→希望する部署に配属されますか?部署の希望などは出せるのでしょうか?

風通しがいい職場であると説明があった
→具体的に、勤務されている社員の方のエピソードなどはありますか?

若くから活躍している社員が多いと話があった
→具体的にどんな活躍が見られたか、最近の例を教えていただけないでしょうか。

会社へのアクセスについて不安がある
→社員の方の通勤手段は何が多いですか?

福利厚生について気になるものがあった
→実際に活用されている例はありますか?どんな人が利用していますか?

また質問は座談会などではない限り、基本的に1人1つ、2つです。
そのため優先順位は事前につけておくようにしましょう。

 

身だしなみを整える

「会社説明会には自由な服装でお越しください」
「普段着でお越しください」
などの文言が書かれている場合、どうしたらいいのか迷ってしまいますよね。
合同の会社説明会の場合、服装がスーツでなくてもいい場合があります。
もちろん私服で大丈夫の場合もありますが、スーツでなくてもいい=普段着で大丈夫というわけではありません。

そこで良い例と悪い例を紹介しましょう。

 

◎良い例

「会社説明会には自由な服装でお越しください」
→スーツで参加する。
「普段着でお越しください」
→スーツは普段着ではないため、オフィスカジュアルに則った服装で参加する。

スーツがNGの場合を除き、私服可の会社説明会だとしても、スーツで参加するのが最もリスクがありません。
私服の場合も会社説明会は就職活動の一貫のため、TPOに合わせたオフィスカジュアルな服装、髪型を心がけましょう。

×悪い例

「会社説明会には自由な服装でお越しください」
→自由と聞いたので、半袖短パンなどのラフな格好で参加する。
「普段着でお越しください」
→ジャージなどの普段着で参加する。

確かにアパレル業界などでは文字通り服装が自由でおしゃれな場合も少なからずあります。
しかしそれはあくまで例外的なもの。
文字通りではなく、あくまでTPOに則ってリスクの少ない服装で参加しましょう。

 

髪型、髪色も清潔感がないものはそもそもNGです。
清潔であることが一番大切です。就活は、学校の授業でもないし、友達と遊びに行くのでもありません。
企業の人と会う説明会や面接を「大事なとき」だと思っている気持ちを身だしなみで示しましょう。
「笑顔」も身だしなみの一つです。企業の方からの好印象を目指して鏡の前でニコっと爽やかに笑えるように練習してみましょう。

 

✅身だしなみでチェックするポイント

・正しい服装で行けるよう準備をした?
・笑顔を心掛けて!姿勢は良く!
・寝ぐせや、衣服のしわは直っている?

 

会社説明会中でのマナー

そして最も重要なことが会社説明会のマナーを学んでおくことです。
この章では、会社説明会に行く前に事前に知っておきたいマナーを徹底解説します。

 

受付でのマナー

『受付は規定の時間10分前に行う』
受付時間は早すぎても遅すぎても失礼に当たります。
人によっては早ければ早いほど言いと考えている人もいるかもしれませんがそれは間違いです。
企業側は決められた時間に合わせてスケジュールを組み、準備しています。
それに対して早すぎる場合、企業側の都合を考えられないと印象をもたれてしまう可能性もあります。

企業側に迷惑のない早さで、遅れることのない時間がおよそ説明会開始の5~10分前です。
そのため、少し早めに最寄駅に到着、カフェなどで適切な時間まで待つようにしましょう。

『名前をはっきり伝える』
企業説明会では、受付も人事の方が行っていることが多いため、印象は重要です。
会社の方が受付をしているので、はっきりとした声できちんと挨拶をし、大学名と名前を明るく名乗るようにしましょう。
ただし声が大きければ良いというわけではありませんので、注意しましょう。

『姿勢良く、お礼や資料の受け渡しにも注意する』
さらに受付では、
「常に背筋を伸ばして胸を張って対応する。」
「説明資料をいただく際も両手で受け取る。」
「相手の目を見ながらはっきりお礼を言う。」
など、落ち着いて堂々としていることが印象が良いです。

 

説明会開始までのマナー

『私語は控える』
会社説明会会場に入ったら、私語は控えましょう。
特に友人と会社説明会に参加した場合、緊張からも友人と会話したくなってしまうことがあります。どうしても必要な場合以外は極力資料などに目を通して過ごしましょう。

『会社の方と目が合えば挨拶する』
また当たり前ですが、受付以外の会社の人とも目が合えば挨拶しましょう。
無理にする必要はありませんが、挨拶するだけで自分の緊張もほぐれますので、はきはきとした挨拶を癖にしておきましょう。

 

説明会で話を聞くときのマナー

『メモを取る』
会社説明会においてメモを取る行為は2つの効果があります。
まず説明中にうなづきながら耳を傾け、メモを取ることは説明者をはじめとした会社側の人間に好印象を与えることができます。

ただ座って聞いているだけでは、採用担当者にやる気がない就活生という印象を持たれる可能性もあるので注意しましょう。
また会社説明会の内容には、その後の面接に使える情報も多く、ホームページで調べている以上のリアルな情報を入手できます。
あとでまとめようと思っていても、意外と忘れてしまうことも多いので、キーワードだけでもメモを取るようにしましょう。

企業メモの取り方については、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひお読みください!
🔗【新聞社監修】就活ノートの作り方|テンプレート配布中

 

質問時のマナー

説明会後にはほとんど必ず質疑応答の時間があります。
ここでは質問時のマナーを解説します。

『質問前に必ず名乗る』
まず質問する際は、大学名と名前を名乗るようにしましょう。

 

プラスな印象を与える質問の仕方

ここではプラスな印象を与える質問の仕方は4つ紹介します。

『説明者に一言つける』
「貴重なお話有り難う御座いました。」などと説明者に一言つけると印象がいいです。

『事前に何についての質問なのかを明確にする』
質問の冒頭に、「スライドの何ページ目についての質問なのですが…」あるいは「中長期計画の資料について質問です。」など、何についての質問なのかを明確にすると質問される側にも優しく、しっかりと相手に配慮できるという良い印象を与えることができます。

『事前に企業を研究していることが伝わる内容』
例えば、「今回解説いただいたスライドではこのように書いてありますが、先日ホームページを拝見した際にはこう書かれていました。」など、事前に調べていることもさらっと混ぜることが出来ると、しっかりと準備してきていることも伝えることが出来、いい印象を与えることができます。

『できるだけ短文で質問する』
これは緊張すると仕方のないことなのですが、人は必要以上に話してしまうものです。
意識して、最低限の質問になるよう努めましょう。

 

マイナスな印象を与える質問の仕方

逆に、マイナスな印象を与えてしまうNGな質問の仕方を3つ紹介します。

『質問内容が明確ではない』『内容がまとまっておらず、質問が長い』
この二つの質問の仕方は、緊張した学生がしてしまいがちな質問の仕方です。
緊張で自分が話すことに夢中になってしまい、結果的に「何を聞いているのかがわからなくなってしまう」、「話している時間が無駄に長い」ということが起こります。
意欲的に質問したことがかえってマイナスに働いてしまうかもしれません。

『質問内容が調べればわかること』
資料やホームページに書いてあることを質問してしまうと、「話を聞いていない」「事前に何も準備していない」と思われてしまうことがあります。
最低限資料で読み飛ばしてしまっていないかをチェックしてから質問するようにしましょう。

 

会社説明会終了後のマナー

また説明会を終えても、会場を出るまでは気を抜いてはいけません。
ここでは、会社説明会終了後のマナーを解説します。

 

アンケートは必ず提出する

多くの企業が、次回の採用活動のためにアンケートを行っています。
忘れず提出しましょう。

 

私語は慎む

またたとえ説明会が終わっても、会場内にいるうちはむやみに私語はしないようにしましょう。
あくまで会社の人間の前である自覚を忘れてはいけません。

 

挨拶・お礼を伝える

最後の退場時の印象も重要です。
近くのスタッフに分け隔てなくしっかりお礼を伝えましょう。

 

最後に

就活マナーといっても怖がらず、ここでご紹介したポイントさえ押さえておけば問題ありません。
緊張してしまっても大丈夫です。マナーさえ守っていれば、企業で働く人も温かい目で見てくださります。
最低限のマナーを守っている自信があれば、説明会で企業の方と「お話しする」ことに集中できるようになります。
皆さんの就活がうまくいきますように。心から応援しています。

 


執筆者プロフィール

味澤 泰征|長野県就活ナビ事務局

入社6年目。信濃毎日新聞社マーケティング局所属。学生の長野県内企業への就職を支援する「長野県就活ナビ」を企画・運営。県内の大学で就活講座の経験あり。長野県就活ナビの担当は3年目。岡谷市出身、県外の大学に進学し、Uターン就職。趣味はゲームとパソコン。