―どんな仕事をしていますか

当社は、産業機械に入る「テンション計測器」や「制御装置」の設計や製造を行っています。これらは印刷、繊維、製紙、食品加工などの幅広い分野で使用されています。私の担当は、紙やフィルムを印刷する際に使われる制御装置です。しわやたるみが出ないように素材を張ったときの張力（テンション）を測定し、精密にコントロール（制御）する装置となります。電気図面設計や、制御プログラム作成、部品手配のほか、お客さまを訪問しての試運転・調整も行っています。

―ここで働くことにした理由

ものづくりで役に立てる仕事に就きたいと思い、就職活動を始めました。当社の制御装置は、機械の動作を管理・制御していて、まさに「機械の脳」のような存在であることに興味を持ちました。そして、設計をしながらお客さまと直接やりとりして作業できる環境は、やりがいを持って取り組めそうだと思いました。入社後は装置の一部分の設計から携わることで経験を積み、2年目からは一つの装置をすべて任されるようになりました。現在取り組んでいる装置は、今まで以上に大規模なものとなり、設計に取り組んでいる最中です。

―仕事のやりがいは

仕事において覚えることは多いのですが、覚えたことが次の仕事に生かされると、自分自身の成長を感じられて、うれしいです。また、試運転や調整でお客さまの工場へ出向いた際、設計した制御装置が産業機械を動かす姿を見ると、達成感を得られます。さまざまな人が関わって製品が出来上がっているので、その一員としての使命感を持てます。今後の目標は、社内、お客さまから信頼される技術者になることです。試運転やプログラム修正時は想定外のことが起こる可能性も高いのですが、冷静に対処できるように経験を積んでいきます。