2023年1月26日
資格取得を通じて成長できる職場。多車種の教習に携われるのは楽しく、やりがいにもつながります。
伊那自動車教習所グループ(株式会社伊那自動車教習所/株式会社駒ヶ根自動車学校)
伊那自動車教習所 教習部
唐澤 知輝
わが社のここがポイント
- 県内外から多くの教習生が訪れ、年間卒業生の数は県内1位。全国でもトップクラスを誇る人気校です
- 国家資格の指導員資格を多車種で取得しキャリアアップ。試験費用は全額会社負担
- 女性指導員も多数在籍。子育て中の指導員も活躍する働きやすい職場です
インタビュー内容
―どんな仕事をしていますか
各種運転免許の教習を軸に、高齢者講習や安全運転講習など、地域の交通安全センターとして安心と安全を提供する当社。私は教習生に運転免許の取得に必要な技能・学科の教習をしています。国家資格である教習指導員になるには長野県公安委員会の審査に合格する必要があるので、入社してすぐに普通自動車の指導員資格を取得するため勉強しました。合格後、社内研修を経て指導員として教習をしています。当初は、限られた時間内で「あれもこれも教えないと」と手いっぱいでしたが、最近は教習生の運転傾向を見極めてから苦手な部分を重点的に練習するなど、余裕を持った指導ができるようになりました。この1年で普通自動二輪・準中型・大型特殊・牽引の指導員資格を取得しました。一日にいろいろな車種を教えることがモチベーションにつながっています。
―ここで働くことにした理由は
私はドライブが趣味で、「車離れが進む若い世代にも運転の楽しさを伝えたい」と思ったことが教習指導員を志したきっかけです。地元での就職を条件に、いくつかの自動車教習所を訪問する中で、当社の明るくはつらつとした社風に引かれ入社を決めました。当社の魅力の一つは、新たな指導員資格の取得に向けた福利厚生が手厚いことです。業務内に教養の時間が十分に設けられていて、実技の練習にも先輩が横についてアドバイスをしてくれます。また、試験の費用は全額会社が負担してくれるので、安心して資格取得に挑戦することができます。私もいずれは全ての車種を教えられる教習指導員になることが目標です。「資格」が増えると達成感がありますし、自分自身の財産にもなるので、これからも学び続けることでスキルアップを図っていきたいと思います。
―仕事のやりがいは
教習生の運転技術が上達してその方の成長を感じることができるのが、この仕事の魅力であり、やりがいを感じます。縦列駐車やS字クランクは苦手意識のある教習生が多いのですが、やはり自分自身で感覚をつかむことが大切です。私なりに教習生の癖を見極め、その方に合ったアドバイスをするよう心がけています。「この目印でハンドルを切って」と教えれば簡単にできるのですが、実際の道路には同じ目印はありませんし、検定に合格することがゴールではありません。教習所ではいくら失敗しても大丈夫なので、ここで技術と知識を身に付け、安全な交通社会をつくる一員になってほしいと思います。教習で大切なのは、人を思いやる安全の意識を伝えることで、運転者の知識と技術がその人自身を守り、交通社会の安全を担うことになるので、責任ある仕事です。