―どんな仕事をしていますか

樹脂製品や非鉄金属製品の切削加工を行う当社は、半導体や自動車など、さまざまな分野で使われる製品を製造しています。私はフライス盤を使った機械で加工を行う部門に所属。当社は「一人一製品」として、図面の読み取りから素材とプログラムの選定、加工、仕上げまで１人で責任を持って担当します。複雑な加工も任されるようになりましたが、使う材料の種類は膨大で、扱い方は千差万別。迷った時は先輩や上司に相談しながら、どんな製品も高品質で仕上げられる技術者を目指して修業の日々です。

―ここで働くことにした理由は

パソコンに向かうのではなく実際に手を動かすものづくりをしたいと考え、県内の製造業界で就職活動をしました。当社に興味を持ったのは、お客さまの注文に応えて毎回違う製品づくりに取り組める点。難しい素材や形状のオーダーにも技術で応え、1個の注文から対応する「多品種小ロット」が特徴の当社なら、自分自身の技術を磨けると思いました。毎日仕事内容が違うので、多くの発見があります。納期順守は鉄則ですが、残業は少なく完全週休２日でリフレッシュできる環境です。

―仕事のやりがいは

同じ製品の注文をもう一度いただけた時は、「お客さまの求めに応えられた」と実感できてうれしいです。さらに同じ製品を前回より高い精度で早く作ることができた時は、自分自身の成長を感じます。ものづくりは不良品が発生する可能性を含む作業ですが、機械のツールを適切なタイミングで替えるなど、自分で工夫して精度を高めていくことが大切。「お客さまが支払う代金に見合う品質の製品を届けることが私たちの責任」という上司の言葉を胸に、常に良いものづくりを目指しています。